年齢とともに目立ってきたほうれい線を薄くする方法はないかな?
ほうれい線にはいくつか種類があるって聞いたことがあるけど、自分はどのタイプなんだろう?
若い頃からなぜかほうれい線が目立っていて老けて見られがちで悩んでいる……
ほうれい線についてこのような悩みや疑問をお持ちではありませんか。
ほうれい線は年齢とともに深くなり、放置しておくとさらに目立つようになるため、早めのケアが必要です。また、ほうれい線にはいくつかのタイプが存在しており、それぞれ対処法が異なります。
本記事では、ほうれい線のタイプ別の特徴や改善方法を詳しくご紹介します。
最後までお読みいただき、ぜひ参考にしてください。
ほうれい線とは?
ほうれい線とは「鼻唇溝(びしんこう)」と呼ばれ、小鼻の両脇から口角にかけて広がるハの字の線を指します。
よくあるシワとは異なり頬と口周りの境界の溝であり、ほうれい線が目立つ原因はさまざまです。
ほうれい線の種類を解説する前に、原因や改善法について見ていきましょう。
ほうれい線の原因
ほうれい線が目立つ原因には、主に以下のようなものが挙げられます。
●加齢による肌のたるみ
●真皮のコラーゲンの劣化・減少
●頬や口周りの表情筋の減少・衰え
●乾燥・紫外線のダメージ
●骨格・筋肉・歯並びなどのもともとの顔立ち
●表情のクセ
一般的に加齢とともに目立ちやすくなるほうれい線ですが、もともとの骨格や筋肉のつき具合により、若くても目立って見える方もいます。
ほうれい線の改善法
ほうれい線があるだけで老けて見られる場合もあり、気になる方はこれからご紹介する方法で早めの対策をおすすめします。
ほうれい線の改善方法は以下のとおりです。
●表情筋を鍛える
●栄養バランスの整った食事
●保湿
●紫外線対策
●小顔矯正
●マッサージ
●美容整形
いろいろ試したけど効果がない、即効性が欲しい方は美容整形でほうれい線を改善することをおすすめします。
ほうれい線に効果のある美容整形の種類は以下のとおりです。
●ヒアルロン酸注射
ほうれい線の窪みにヒアルロン酸を注入し目立たなくすることが可能です。
●ハイフ
皮下組織に超音波を照射することで、引き締め効果やコラーゲンの生成を促す効果があります。
●糸リフト
頬に直接糸を挿入してしっかりと引き上げる施術で、直後から効果を得られます。
ほうれい線の施術は比較的簡単にできるものが多いので、コンプレックスに感じている方は検討してみてもいいでしょう。
【あなたはどのタイプ?】ほうれい線の種類とタイプ別の改善法
ほうれい線は大きく分けて以下の4タイプに分けられます。
●皮膚たるみ型
●筋肉型
●骨くぼみ型
●混合型
それぞれ解説していくので、自分のほうれい線タイプを確認してみましょう。
皮膚たるみ型
加齢による皮膚の弾力性の低下、頬の脂肪の減少により皮膚がたるむことが原因です。
若い頃は肌にハリをもたらす「コラーゲン」や「エラスチン」といった成分が多く、たるみのない状態が保たれています。
これらの成分は加齢により徐々に減少していくため、肌のハリが失われてシワやたるみが目立つようになるのです。
仰向けになるとほうれい線が目立たなくなる特徴があります。
また、ダイエットで急激に頬の脂肪が減少した場合も皮膚たるみ型のほうれい線が目立ちやすいです。
このタイプの改善方法は以下のとおりです。
●肌の弾力を保つためにスキンケアや紫外線対策を怠らない
●カルシウムやミネラル、たんぱく質をしっかり摂取する
●表情筋を鍛える
筋肉型
頬の筋力が強いことが原因になっているほうれい線のタイプです。
頬の筋肉が発達していることで、ほうれい線周りの皮膚との間に溝ができることで目立ってしまいます。
皮膚たるみ型のほうれい線とは異なり、仰向けの状態でも薄くならないのが特徴です。
とくに笑ったときに目立つことが多く、笑うと通常よりも歯茎が多く見える(ガミースマイル)場合もあります。
このタイプの改善方法は以下のとおりです。
●表情筋を鍛える運動は避ける
●浅い場所の皮膚にシワができやすいため、スキンケアを怠らない
●ボトックス注射を受ける
骨くぼみ型
小鼻横の土台の骨が低いことが主な原因となっているほうれい線のタイプです。
アジア人に多いタイプで、もともとの骨格が原因のため年齢問わず目立つ場合が多いですが、加齢により骨が萎縮することでさらに目立つようになります。
「線」というよりは「窪み」に近く、仰向けになったり上を向いたりしても変化が少ないことが特徴の1つです。
このタイプの改善方法は以下のとおりです。
●骨の萎縮を抑制するためにカルシウムなどのミネラルをしっかり摂取する
●窪んでいる箇所にヒアルロン酸を注入する
混合型
皮膚たるみ型、筋肉型、骨くぼみ型のそれぞれの原因が重なっているほうれい線のタイプです。35歳を超えてからのほうれい線の悩みはこのタイプが1番多いといわれています。
肌の弾力成分の減少により、ハリや弾力が失われてたるみが進行することに加えて、もともとの骨格の影響、加齢による骨の吸収が加わることでほうれい線が目立ってしまうのです。
このタイプの改善方法は以下のとおりです。
●肌の弾力を保つためにスキンケアや紫外線対策を怠らない
●カルシウムやミネラル、たんぱく質をしっかり摂取する
●脂肪の重さで悪化する場合があるため、太りすぎない
まとめ|自分のほうれい線のタイプを知って適切なケアを行おう!
本記事では、ほうれい線のタイプ別の特徴や適切な対処方法についてご紹介しました。
それぞれのほうれい線タイプに合った正しいケアを行わないと、症状の改善が見られなかったり逆に悪化する可能性もあります。
自分のほうれい線タイプを知り、適切なケアを行ってほうれい線の改善や悪化を予防しましょう。
本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。