年齢とともに気になるシミが増えてきたなと感じる
シミ取りが気になっているけどダウンタイムが不安……
シミ取り後の過ごし方って何に気をつけたらいいのかな?
シミ取りに関して、このような悩みや疑問をお持ちではありませんか。
シミ取りは手軽で人気の高い施術ですが、施術後の過ごし方で最終的な仕上がりに差が出るため、間違ったケアをしてしまうと逆に目立つ跡が残ってしまう可能性があります。
この記事では、シミ取りの除去法や施術後の過ごし方などを解説!ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてください。
シミ除去のダウンタイムについて
シミ取りは、気になる箇所のみピンポイントで受けられる手軽さから、幅広い年代の方に人気の施術です。
最も一般的なシミの除去方法は、シミの原因になるメラニンを狙ってレーザーを照射することで除去します。
その際、皮膚表面が軽いダメージを受けてしまうため、一定期間のダウンタイムが発生します。
ダウンタイムの期間
シミ取りのレーザー治療にかかるダウンタイムは、一般的に7〜10日程度です。しかしダウンタイムの期間には個人の肌状態により差があり、まったく症状の出ない方や数時間〜数日で治る方、10日以上続く方もいます。
ダウンタイムが終わったと判断できるのは、かさぶたがきれいに自然と剥がれ、新しい皮膚が出てきたタイミングです。
ダウンタイムで起こる症状
シミ取りレーザー後に起こりやすい症状は以下のとおりです。
●施術直後の赤み
●皮膚の痛み
●かさぶた
●水ぶくれ
●シミが濃くなる
痛みや赤み、かさぶたなどの症状はレーザー治療では一般的なので、過度に心配する必要はありません。
まれに水ぶくれになることもありますが、こちらも自然に回復していくことがほとんどです。
しかし、刺激により水ぶくれが破れてしまうとダウンタイムが長引くだけでなく、跡として残ってしまう可能性があります。うっかり破ってしまったなどのトラブルを回避するためにも、できるだけ触らず丁寧にケアしましょう。
また、シミ取りの施術から1か月程経過した頃、照射した箇所のシミが濃くなったように見えるケースがあります。シミの原因であるメラニンが体外へ排出しきれなかったり、レーザーの刺激により炎症後色素沈着が起きてしまうことが原因です。
シミが濃くなったと感じた場合は、クリニックで専用の外用薬を処方してもらい様子を見るようにしましょう。
シミを除去した際のダウンタイムの過ごし方
シミ取りレーザー施術後のダウンタイムは、どのように過ごすかによりシミ取りの効果に差が出る大事な期間です。
ここからは、ダウンタイム中に注意するべきポイントや、適切な過ごし方をご紹介します。
●徹底的に紫外線対策をする
●保護テープを利用する
●刺激を与えないようにする
1つずつ見ていきましょう。
徹底的に紫外線対策をする
シミ取りレーザー施術後の肌は非常に敏感です。通常より紫外線の影響を受けやすく、患部が紫外線に触れると色素沈着が悪化する可能性があるため、紫外線対策を徹底しましょう。
紫外線は季節を問わず1年中降り注いでいるので、季節に関係なく対策することが大切です。
日焼け止めクリームやスプレーで保護したのちに、日傘や帽子で直接紫外線を浴びないようにして紫外線ダメージを軽減しましょう。また、日焼け止めをこまめに塗りなおすなどの対策も有効です。
ダウンタイム中はできるだけ外出を控えめにし、紫外線を浴びないようにできると良いでしょう。
保護テープを使用する
レーザーを照射した箇所に保護テープを貼ることで、あらゆる刺激や摩擦などのダメージから患部を守ることが可能です。
紫外線や乾燥を防いでくれる役割もあるため、必ず使用することを推奨します。
治療の効果をしっかり得るためにも、医師に指示されたタイミングまでは自己の判断で剥がしたりせず適切に使用しましょう。
保護テープを貼ったままにする期間は、一般的にかさぶたが剥がれるまでの約1〜2週間ほどですが、シミの大きさや患部の状態により差があります。
テープを剥がさず入浴や洗顔を行う必要があるため、剥がれてしまわないように丁寧にケアをしましょう。
刺激を与えないようにする
シミ取りレーザー施術後の肌は火傷に似た状態になっており、刺激に弱く敏感な状態です。
日常生活のなかで患部を擦ったり、刺激を与えたりかさぶたを無理やり剥がしたりすると、ダウンタイムが長引いてしまう原因になります。
さらには色素沈着として跡が残ってしまったり、レーザーをする前より目立つ状態になってしまうリスクもあります。
洗顔やスキンケアは擦らず撫でるように行い、清潔なタオルで押し当てるように拭き取るようにしましょう。
ふとした日常生活の動作からダメージを与える恐れもあるため注意が必要です。
まとめ|ダウンタイムを正しく過ごしてシミをきれいに除去しよう!
シミ取りレーザー施術後は、わずかな刺激でも大きなダメージになる可能性があります。
誤ったケアや保護方法を行うと、ダウンタイムが長引いたり色素沈着が起きてしまう恐れもあるため、正しいケア方法でダウンタイムを過ごすことが大切です。
シミ取りレーザーの効果を最大限に得るためにも、正しいケア方法やダウンタイム期間を過ごし、きれいにシミを除去しましょう。
本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。