
最近くぼみ目が気になるんだけど、原因ってなんだろう?
くぼみ目が改善できる方法を知りたい
くぼみ目を治療できる美容手術ってなに?
年齢や元々の脂肪量が少ないことにより目立ちやすい「くぼみ目」に悩む方は少なくないでしょう。
老けた印象を与えがちな上まぶたのくぼみを改善することで、若々しい目元を手に入れることが可能です。
この記事では、くぼみ目の原因や改善方法などをご紹介します。
くぼみ目の原因とは?
目の周辺には、上まぶたの眼窩脂肪と眼輪筋という組織が存在しています。
これらは目の形に大きく関わっていて、もし眼窩脂肪や眼輪筋が減少したり弱くなったりすると、くぼみ目の原因となるのです。
くぼみ目の主な原因として以下の3つが挙げられます。
●年齢
●やせ型
●パソコンやスマホ
それぞれ詳しく解説します。
年齢
眼窩脂肪は、目の周りに存在する脂肪組織であり、目の形状やクッションの役割があります。
しかし、年齢とともにこの脂肪は徐々に減少するため、眼窩脂肪のボリュームが失われることで、目の周りがくぼんで見えるようになるのです。
さらに、年齢が進むにつれて皮膚のコラーゲンが減少することも、くぼみ目が目立つ原因の1つになります。
やせ型
目のくぼみは眼窩脂肪の量に大きく影響されるため、とくに痩せている方はくぼみ目が目立ちやすい傾向にあります。
さらに、体重が大きく減少すると、今まで目のくぼみがあまり目立っていなかった人でも、上まぶたにくぼみが現れ、くぼみ目となることがあります。
これは、体重減少により顔全体の脂肪が減り、目の周りの構造が変わるためです。
また、眼窩脂肪が少ない人は若い頃から目のくぼみが目立つことがあります。
パソコンやスマホ
パソコンやスマホを使っていると、視線が一点に集中して瞬きの回数が減ってしまいます。
そのため眼輪筋があまり使われなくなり、この状態が続くと血流が悪くなり、筋肉が硬くなりやすくなるのです。
結果として、眼輪筋が弱まり、目元がたるんだり、上まぶたにくぼみができることがあります。
とくに若い世代では、体重に変化がないのに目のくぼみが気になることが増えており、これはパソコンやスマホの使い方が影響していると言われているのです。
くぼみ目を改善する方法
ここまで、くぼみ目になる原因について見てきました。
さまざまな要因によってなってしまうくぼみ目ですが、改善することが可能です。そこで、ここからはくぼみ目を改善する方法を紹介します。
●マッサージやトレーニングをする
●アイクリームを使う
●美容整形をする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
マッサージやトレーニングをする
眼輪筋を鍛えるエクササイズや、目元の血行を促進するマッサージを取り入れることで血流を促し、くぼみ目の改善ができる場合があります。
血流不足や眼輪筋の衰えによって上まぶたにくぼみが生じることがあるためです。
とくに、皮下脂肪が十分にある若い世代では、これらが原因によるくぼみ目が目立ちやすくなっています。
目を閉じたり開いたりする運動や、指で軽く押しながらマッサージする方法がおすすめです。
アイクリームを使う
目のくぼみが気になる方にとって、アイクリームは非常に大切なアイテムです。
目の周りの肌はとくに薄く、年齢や生活習慣、ストレスの影響を受けやすいため、しっかりとケアをしましょう。
肌の弾力を保つためには、ペプチドやコラーゲンといった成分が効果的です。ペプチドは肌の再生を助け、コラーゲンは肌にハリを与えます。
これらの成分が含まれたアイクリームを使うことで目元の肌がふっくらし、くぼみ目の改善が期待できるでしょう。
美容整形をする
くぼみ目の根本的な改善を目指したい、即効性を重視している方は美容整形の検討もおすすめです。
くぼみ目改善に効果のあるヒアルロン酸や脂肪の注入、眼瞼下垂手術について詳しく解説します。
1つ目はヒアルロン酸の注入。ヒアルロン酸をまぶたの凹んだ部分に注入することで、ふっくらとした弾力を与える方法です。
短時間で施術が完了し、ダウンタイムがほとんどないため気軽に受けられますが、効果は一時的なため、定期的に繰り返し注入する必要があります。
2つ目は脂肪注入による施術です。ヒアルロン酸と同じように、まぶたのくぼみに脂肪を注入してくぼみ目を改善します。
脂肪注入の大きなメリットは、一度脂肪が定着すれば再度の注入が不要になることです。
効果が長持ちするため、定期的なメンテナンスは必要ありません。
ダウンタイムとしては、腫れや内出血が1〜2週間程度続くことがあります。
最後は眼瞼下垂手術です。
眼瞼下垂手術は、眼瞼挙筋をまぶたに固定することで、まぶたが下がっている状態を改善するための手術で、くぼみ目の改善にもつながります。
眼瞼下垂は保険が適用される病気であるため、保険適用されれば費用が安く済むケースがあるという利点がありますが、ダウンタイムがほかの施術と比べて長いという懸念点もあります。
まとめ|くぼみ目の原因を知って理想の目元を手に入れよう!
くぼみ目はパソコンやスマホの使いすぎによる血行不良、もともとの脂肪量や加齢が原因で目立ちやすくものです。
具体的な改善方法としては眼輪筋トレーニングやマッサージをする、アイクリームで保湿をして目周りにハリを出して目立たなくさせるなどがあります。
根本的に解決したい、即効性を重視している方はヒアルロン酸や脂肪の注入、眼瞼下垂手術など美容整形での改善も選択肢の1つです。
自分に合ったケア方法でくぼみ目改善を目指しましょう。

本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。