ビタミンCの点滴をするだけで、美肌になれるって本当かな?
高濃度ビタミンCの点滴ってどれぐらい打ったら効果が出るの?
ビタミンCの点滴が気になるけど、ダウンタイムや副作用が気になる……
最近美容にいいとよく耳にするビタミンC。高濃度ビタミンCを点滴で投与する治療があることをご存知でしょうか?
高濃度ビタミンC点滴は、手軽に美容はもちろん健康にも効果がある治療法で、現在注目が集まっています。
そこで、この記事では高濃度ビタミンC点滴の効能について解説します。
よくある質問にも回答しているので、ぜひ最後までご覧ください。
高濃度ビタミンC点滴の効能
高濃度ビタミンC点滴とは、静脈内に高濃度のビタミンCを点滴で直接投与する治療です。
私たち人間は酸素を吸って生きているため、細胞が酸化し劣化は避けられません。そこで、高濃度ビタミンCを投与することで、非常に強力な抗酸化作用が発揮され、酸化を防ぎます。
まずは、高濃度ビタミンC点滴の効果を3つご紹介します。
●美肌・美白
●アンチエイジング
●健康の維持
1つずつ詳しく見ていきましょう。
美肌・美白
まず、1つ目は美肌・美白効果です。
ビタミンCには、肌に対して以下のような効果があるため、非常に美肌・美白効果が高いと言えます。
●メラニン色素の生成を抑制
●コラーゲンの生成を促進
●皮膚の分泌の抑制
メラニン色素は、日焼けやシミの原因となっており、生成が抑制されることで美白効果が期待できます。
コラーゲンは、肌に弾力やハリを与えてくれるため美肌効果と言えるでしょう。
また、皮膚の分泌が抑制されると毛穴やニキビのトラブルにも効果的なため、さまざまな面から美肌効果が実感できます。
アンチエイジング
高濃度ビタミンC点滴は、抗酸化作用を抑えるためアンチエイジングにも効果的です。
身体のサビは老化に繋がるため、若々しく健康でいるためには抗酸化が非常に大切と言えます。
老化が気になっている方にもおすすめの治療法です。
健康の維持
ビタミンCは美容だけでなく、健康面にも効果があります。
高濃度ビタミンC点滴に見込まれる効果は、以下のとおりです。
●免疫力アップ
●生活習慣病の予防
●歯周病対策
●疲労回復
●抗ストレス効果
これらは、高濃度ビタミンCが静脈に直接投与されることにより、活性酸素に対する抗酸化作用が発揮されることで効果が期待できます。
美容だけでなく健康で気になっている方にも、おすすめの治療法と言えるでしょう。
高濃度ビタミンC点滴でよくある質問
ここまで、高濃度ビタミンC点滴の効能について解説してきました。
美容だけでなく健康にも効果がある高濃度ビタミンC点滴ですが、どれぐらい持続するのかなど気になる点も多いかと思います。
そこで、ここでは高濃度ビタミンC点滴に関するよくある質問に回答していきます。
●【質問①】持続性はどのぐらいありますか?
●【質問②】どのくらいの頻度で点滴を行えばいいですか?
●【質問③】ダウンタイムや副作用はありますか?
ぜひ参考にしてください。
【質問①】持続性はどのぐらいありますか?
高濃度ビタミンC点滴の持続性は、長くても1週間と言われています。
年齢によってビタミンCの血中濃度の必要な量が異なり、一定の濃度を超えると体外に排出されてしまうためです。
一度点滴を打ったからと言って効果がずっと続くわけではなく、期間も短いので注意しましょう。
【質問②】どのくらいの頻度で点滴を行えばいいですか?
前述のとおり、高濃度ビタミンC点滴の持続性は1週間と言われているため、効果を持続させたい場合は週に1回のペースで点滴を行いましょう。
美容を目的としている場合、最初の1ヶ月は週に1回、それ以降は1ヶ月に1回の頻度で行えばいいとされています。
効果の実感は個人差があるので、上記の頻度を参考に医師と相談して決めるといいでしょう。
【質問③】ダウンタイムや副作用はありますか?
高濃度ビタミンC点滴には、基本的にダウンタイムも副作用もありません。
リスクが少ない治療法なので、比較的安心な治療と言えるでしょう。
ただし、赤血球が破壊され貧血を起こしてしまうG6PD欠損症の方や透析が必要な方などは治療を受けられません。
持病をお持ちの方や気になる点がある方は、必ず治療前に医師に相談するようにしてください。
また、高濃度ビタミンCは利尿作用があり、点滴をしていると喉の乾きを感じる方がいます。
急激に血糖値が下がったりすることもあるので、空腹時に点滴は行わないようにしましょう。
まとめ|高濃度ビタミンC点滴で美肌を手に入れよう!
この記事では、高濃度ビタミンC点滴の効能やよくある質問について解説しました。
高濃度ビタミンC点滴は、美容だけでなく健康にも効果がある一方、手軽に安全にできる治療法です。
気になる方はぜひ一度相談してみてください。
高濃度ビタミンC点滴で、美肌や健康な身体を手に入れましょう。
本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。