脇汗が気になってお気に入りのお洋服が着られない……
いろんな対策をしているけど、ワキガがなかなか治らない……
汗や臭いなどさまざまな悩みがありがちの脇。制汗剤など使って対策するも、なかなか改善されないこともあるのではないでしょうか。
そのような場合は、脇ボトックスの施術を検討してみてください。脇ボトックスは気軽に受けていただける施術の一方で、効果を感じることが可能です。
そこで今回は、脇ボトックスの施術内容や効果、メリット・デメリットについて解説します。
ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてください。
脇ボトックスの効果とは?
そもそも脇ボトックスとはどのようなものなのでしょうか。
メリットとデメリットを紹介する前に、脇ボトックスの施術内容や効果について説明します。
脇ボトックスとは?
脇ボトックスとは、その名のとおり脇にボトックスを注射する施術のことです。
ボトックスを注入することで、汗を分泌する「エクリン腺」と呼ばれる汗腺の働きを弱めることで汗の量を抑えます。
脇ボトックスと言われますが、手のひらや足の裏の汗にお悩みの場合にもボトックス注射で改善が可能です。
期待できる効果
脇ボトックスで期待できる効果は以下のとおりです。
●多汗症
●ワキガ
前述のとおり、汗を分泌する汗腺の働きを弱めるため汗の量を減らせます。
脇汗の量が減ることによって、ワキガの解消も期待できます。
ワキガの原因は、皮膚上にある脂肪分やエクリン腺から分泌された汗と、ワキに存在するアポクリン腺から分泌される汗が混ざり、その汗と常在菌の分解によるもののためです。
多汗症やワキガなど、脇についてのお悩みがある方に最適な治療と言えるでしょう。
脇ボトックスのメリット・デメリット
ここまで、脇ボトックスの施術内容や効果について説明してきました。
脇の悩みを解決してくれる脇ボトックスですが、メリットもデメリットもあります。
ここでは、脇ボトックスのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
ぜひ脇ボトックスの施術を受ける際の参考にしてください。
●メリット①傷口が残らない
●メリット②ダウンタイムがほとんどない
●デメリット①永久的に効果が持続しない
●デメリット②打ち続けると効果が低下する可能性がある
1つずつ見ていきましょう。
メリット①傷口が残らない
脇ボトックスのメリットの1つとして、傷口が残らないことがあげられます。
脇ボトックスでは、注射で脇にボトックスを注入するため、残る傷跡は注射の跡のみです。
注射の跡も1日ほどでほとんど気にならなくなるため、傷口はほぼ残らないと思ってもらっていいでしょう。
夏にノースリーブや水着を着る予定がある人でも抵抗なく受けていただける施術となっています。
メリット②ダウンタイムがほとんどない
脇ボトックスでは、ダウンタイムがほとんどないこともメリットと言えるでしょう。
脇ボトックスは、脇に数か所ほど注射でボトックスを注入するので、施術の際に注射の痛みを伴う程度です。
施術後も軽い筋肉痛に似た痛みや腫れを感じることがありますが、長くても数日以内で治まります。
入浴をお控えいただくなどの注意事項もないため、施術後すぐから日常生活に戻ることが可能です。
デメリット①永久的に効果が持続しない
前述のとおり、気軽に受けていただける脇ボトックスですがデメリットもあります。
デメリットの中で1番言われているのが、効果が永久的に続かないことです。
脇ボトックスによる効果の持続期間は半年程と言われており、効果がなくなると再度施術を受ける必要があります。
しかし、半年程は効果が持続するので夏の脇汗だけどうにかしたいという方であれば、夏前だけ受けていただくといった方法を取ってみるといいでしょう。
医師に相談の上、適切な施術スケジュールを組んでみてください。
デメリット②打ち続けると効果が低下する可能性がある
脇ボトックスのデメリットの1つに、施術を長期間に渡って受けると効果が低下することがあげられます。
脇ボトックスを打ち続けると、ボトックスの抗体がついてしまい、効果が出ない場合があるのです。
抗体形成や耐性と呼ばれる現象で、初めて施術を受けたときに比べ持続期間が短くなったりします。
脇ボトックスの施術を続けると必ず抗体ができるわけではありませんが、頻度が多かったり注入量が多いと、抗体ができる可能性が高いです。
定期的な施術を検討している方は、医師と相談して適切な期間で施術を受けるようにしましょう。
まとめ|脇ボトックスで多汗症やワキガの悩みを解消しよう!
今回は脇ボトックスの効果とメリット・デメリットを紹介しました。
脇ボトックスは、気軽に受けられる一方で効果がすぐに感じられる施術です。
ダウンタイムもほとんどなく日常生活に支障も出にくいので、脇にお悩みの方はぜひ検討してみてください。
本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。