笑ったときに歯茎が出るのが気になる……
ガミースマイルになって口元がコンプレックスになっている
笑ったときに歯茎が大きく見えるガミースマイル。個性の1つでもありますが、歯茎が見えることで笑顔や口元にコンプレックスを感じている方も多くいらっしゃいます。
このコラムでは、ガミースマイルの原因と治療法について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
ガミースマイルになる原因3つ
ガミースマイルとは、笑ったときに大きく歯茎が見える状態のことを言います。
歯茎が見えることで、「笑うことが恥ずかしい」「口元を見られるのが気になる」などコンプレックスに感じる方もいらっしゃるでしょう。
そのようなガミースマイルには、原因となる要素がいくつかあります。
まずは、ガミースマイルの原因について解説します。
●原因①:歯
●原因②:骨格
●原因③:筋肉
1つずつ見ていきましょう。
【原因①】歯
1つ目の原因は歯です。
主に以下の特徴がガミースマイルの要因となります。
●歯が小さい
●歯が短い
●上顎の歯の位置が低い
●上顎前突(出っ歯)
歯が小さいもしくは短い場合は、歯と歯肉の境目が低くなるため歯茎の露出が増えます。上顎の歯の位置が低い場合も同様です。
上顎前突と呼ばれる通称出っ歯の場合も、歯茎がでっぱり唇に収まりきらずにガミースマイルの一因となります。
【原因②】骨格
顎の骨などの骨格もガミースマイルの原因の1つです。
上顎が長かったり大きかったりすると、ガミースマイルになりやすいと言われています。
上顎が長いもしくは大きいと思われる特徴は以下のとおりです。
●面長
●人中が長い
上顎とは反対に下顎が小さい場合も、ガミースマイルになりやすいと言われています。
顎の骨格のほか、過蓋咬合(ディープバイト)も要因の1つです。
過蓋咬合(ディープバイト)とは、歯をかみ合わせたときに下の歯が上の歯に隠れてしまう状態を言います。
【原因③】筋肉
3つ目の原因は筋肉です。
上唇挙上筋と呼ばれる上唇を持ち上げる筋肉が発達していると、上唇がより引き上げられて歯茎の見える範囲が広くなります。
また、唇が薄い場合は上唇挙上筋によってめくれやすくなり歯茎が見えてしまうという場合もあります。
ガミースマイルの治療法
ここまでガミースマイルの原因となる3つの要素を紹介してきました。
さまざまな原因によって引き起こされるガミースマイルですが、原因がわかればそれぞれ適した治療法で改善が可能です。
そこで、この項目ではガミースマイルの治療法をご紹介します。
●外科手術
●矯正治療
●ボトックス注射
1つずつ解説していきます。
外科手術
歯が小さい、歯茎が大きいといった方には不要な部分を切除する外科手術で改善ができます。
ガミースマイルの治療法としては、以下があげられます。
【上唇粘膜切除術】
●上唇と歯肉の間にある粘膜を一部切除し縫合する方法
●歯茎全体が見えてしまう方におすすめの施術
【歯肉整形術】
●歯に被っている歯肉のみを切除する方法
●歯を覆っている歯肉の面積が大きい方におすすめの施術
【歯冠長延長術】
●見えている歯茎の面積を減らす方法
●歯を大きく見せることができる施術
施術方法によっては、セラミック法や後述するボトックス注射と併用する場合もあります。
外科手術では、レーザーで切って縫合する手術になるのでダウンタイムが発生します。
術後に腫れも出やすいので、注意事項をきちんと把握したうえで治療を受けるようにしましょう。
矯正治療
ガミースマイルの原因が骨格や歯並びの場合は、矯正治療で改善が可能です。
方法としては、以下のものがあげられます。
●マウスピース
●裏側矯正
●矯正用アンカースクリュー
年単位の施術となりますが、ガミースマイルの原因を根本的に解決できます。
歯並びの改善もできるので、ガミースマイルと一緒に歯並びが気になっている方にもおすすめです。
ボトックス注射
筋肉によってガミースマイルとなっている方には、ボトックス注射がおすすめです。
ボトックスには筋肉の動きを抑える作用があります。
そのため、唇を持ち上げる上唇挙上筋に注入することで唇が引き上げられる作用を弱め、ガミースマイルの改善が可能です。
施術は10分ほどで終了し、麻酔クリームも使用するので痛みはほぼありません。効果の持続は半年ほどなので、定期的な通院が推奨されます。
当院ではボトックス注射での施術が可能です。気になる方は施術ページをご覧ください。
まとめ|ガミースマイルを治療してとびっきり笑おう!
この記事では、ガミースマイルの原因と治療法について解説しました。
ガミースマイルは、さまざまな原因によって引き起こされます。
原因によって治療法が変わるので、気になっている方は一度相談してみるといいでしょう。
ガミースマイルは、コンプレックスになると心の底から笑えなかったり、口元をずっと気にしたりしてしまいます。
ぜひガミースマイルを改善して、とびっきりの笑顔を作りましょう。
本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。