ピコシュアレーザーって気になるけど、どんな効果があるんだろう?
レーザー治療をしてみたいけど、痛そうだし跡が残ったらいやだな……
美容皮膚科でよく用いられるレーザー治療。気になってはいるものの、なにかと怖いイメージで抵抗がある方も多いのではないでしょうか。
そのような方にはピコシュアレーザーがおすすめです。
ピコシュアレーザーは、1兆分の1秒という速さでレーザーを照射することで、痛みや肌への負担を減らしながら肌トラブルの改善へと導きます。
そこで、この記事ではピコシュアレーザーの特徴や改善できる肌トラブルについて解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
ピコシュアレーザーとは?
ピコシュアレーザーとは、米国サイノシュア社が開発した医療用のレーザーです。
ピコ秒と呼ばれる1兆分の1秒でレーザーの照射を可能とし、肌への負担を抑えながら肌トラブルの解決へと導きます。
ピコシュアレーザーの特徴
ピコシュアレーザーの特徴はなんと言っても、ピコ秒で照射ができるレーザーです。
従来のレーザーでは、レーザーを照射することでシミの除去ができましたが、強い痛みを感じたり火傷のリスクがあったりと、懸念点が多くありました。
しかし、ピコシュアレーザーではピコ秒でレーザーが照射できることによって、短い時間での施術を可能とし、痛みや火傷のリスクが軽減されています。
また、ピコシュアレーザーの刺激は肌の活性化を高めコラーゲンやエラスチンを生成し、毛穴やニキビ跡の改善も可能です。
ピコシュアレーザーでは治療法の選択をすることで、従来のレーザーでは改善できなかった肌トラブルにも対処できます。
選べる治療法については、次の項目で解説します。
ピコシュアレーザーでできる3つの治療法
ピコシュアレーザーでは、3つの治療法があります。
詳細は以下のとおりです。
【ピコスポット】
●ほかの治療法では取り除けなかったシミをピンポイントで照射し撃退
●ピコ秒レーザーの低出力で部分照射をすることでシミを取り除く
●シミだけでなく、そばかすやADM(後天性真皮メラノトーシス)にも効果的
【ピコトーニング】
●コラーゲンやエラスチンの生成を促進し肌質をアップ
●ピコ秒の照射で、肌の負担を抑えながら治療
●ダウンタイムも短く、速くきれいに効果を発揮
【ピコフラクショナル】
●皮膚細胞の再生力を活かし肌質改善へ
●コラーゲンやエラスチンを生成し弾力のある肌へ
●毛穴の引き締めやニキビ跡、小じわを改善
ピコシュアレーザーでは、治療法を変えることによってさまざまな肌トラブルへの対処が可能です。
ピコシュアレーザーで改善できる肌トラブル3選
さまざまな肌トラブルを改善できるピコシュアレーザーですが、実際どのような肌トラブルに効果的なのでしょうか。
そこで、ここではピコシュアレーザーで改善できる肌トラブル3選を紹介します。
●色素沈着の除去
●毛穴やニキビ跡の改善
●タトゥーの除去
さっそく見ていきましょう。
色素沈着の除去
ピコシュアレーザーは、色素沈着の除去ができます。
そのため、メラニン色素の沈着が原因となっているシミやあざ、ADMなどの除去に効果的です。
従来のレーザーでは取り除けなかった色素にも効果があるため、ほかの治療法で改善ができなかった場合でも、取り除ける場合があります。
頑固なシミでお困りの方におすすめです。
毛穴やニキビ跡の改善
ピコシュアレーザーは、従来のレーザーではできなかった皮膚の活性化を高める機能があります。
そのため、毛穴やニキビ跡といった肌トラブルの改善にも効果を発揮します。
ピコシュアレーザーでは、コラーゲンやエラスチンを生成し肌に与えることが可能です。
肌に弾力が戻り、ハリやキメが整うと毛穴やニキビ跡のトラブルが解消されます。
タトゥーの除去
従来のレーザーでは難しかったタトゥーの除去も、ピコシュアレーザーは除去が可能です。
今までは限られた色しか除去ができませんでしたが、さまざまな色素の除去ができるようになったため、カラフルなタトゥーでも対応ができるようになりました。
タトゥー以外にも、アートメイクの除去も可能です。
施術の回数も少ないため、肌への負担を減らして除去ができます。
まとめ|ピコシュアレーザーで気になる肌トラブルを改善しよう!
この記事では、ピコシュアレーザーの特徴や解決できる肌トラブルについて解説しました。
レーザーと聞くと痛いイメージがあるかと思いますが、ピコシュアレーザーでは痛みはほぼなく、肌への負担を最低限にして施術を受けていただけます。
また、従来のレーザーではできなかった毛穴やニキビ跡の改善にも効果を発揮するため、さまざまな方におすすめの施術と言えるでしょう。
なかなか解決しない肌トラブルを抱えている方は、ぜひ一度検討してみてください。
本記事は、日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAS及びJSAPS)所属のアモーレクリニック院長鈴木秀明医師の監修のもと、内容の正確性や信頼性を確認しています。